誰がみても「推し」と「ファン」、真の関係を見抜いたのは…(指原莉乃さん・犬飼貴丈さん)

熱愛発覚は突然に。

私がその一報を目にしたのは2025年5月14日のこと、いつものように「週刊文春電子版」をチェックしていたときでした。タレントの指原莉乃さんに熱愛が発覚し、お相手が俳優の犬飼貴丈さんだということを知って、私は大変興味を持ちました。

指原莉乃(32)真剣交際! お相手は仮面ライダー俳優・犬飼貴丈(30)双方事務所は「プライベートは任せています」

週刊文春電子版

とはいえ、指原さんはもちろんある程度なじみがあるものの、そのお相手とされる犬飼さんに対しては「確か仮面ライダーを演じていらっしゃったな」という程度の認識しかありません。
にもかかわらず、私はこの熱愛報道に非常に興味を持ったのです。

よく知らないお相手との関係にとても興味を持った理由、それは私が占い師であることと関係しています。
その理由を、いまからご説明しましょう。

その前に今回の熱愛報道について、よくご存じでない方のために、すこし補足しておく必要がありますね。
報道で伝えられた指原さんのお相手が犬飼さんであることは多くの人にとっては予想外であったようです。
が、そのことがなぜそんなに意外だったのか、私も最初は事情をよく分かってはいませんでした。

「推し」の公言は、ラブコールだった。

調べてみると今回の報道が広まる以前から、指原さんの熱愛のお相手である犬飼さんの方からは何度かシグナルがでていたようですね。
指原さんファンの間では有名だったようですが、犬飼さんが高校生のころからいかに指原さんに熱中されていたか、ご存じない方にご紹介しておきます。

インタビューで指原さんへの気持ちを「もちろんガチ恋でしたよ!」と明言

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バラエティー番組にて指原さんとの初共演の際、学生時代から14年以上も筋金入りの指原ファンであったことや、指原さんの在籍時にAKB48の握手会に並んだり、指原さんのニックネームにちなんで頭に「345(さしこ)」のそり込みを入れていたことを告白

「トークィーンズ」(フジテレビ系)2024年4月18日放映

いまにして思えば、かなり大胆で積極的な意思表示ですよね。
そしてそのような無邪気なラブコールは決して完全に一方通行だったわけではなく、指原さんも少しはポジティブな反応を返していたようです。

なんと!ずっと前から噂では聞いていた犬飼さんにやっとお会いできました!誰かの人生に自分がいるなんて…嬉しい限りです☺️でもめっっちゃ変な人でした!

指原さんのXの投稿

このSNS全盛の時代、タレントがほとんど暗号のような「匂わせ」を投稿しただけでも暴走的な推測が止まらず、妄想に近いレベルで熱愛の可能性が取りざたされるというのに、(特に犬飼さんは)ここまで開けっぴろげな意思表明をしていたのですね。
ですが誰も、「推しとファン」以上の関係性を疑わなかったわけです。

確かに一応、犬飼さんはインタビューで、それほどまでに指原さんに入れ込んでいたこと、「ガチ恋」だったことに対し「あくまで過去のことである」というニュアンスの説明をしてはいますよ。
ですが、もしキャリアや年齢がほぼ対等な大物タレントどうしだったとしたらどうでしょう。
みなさん「はいそうですか、過去のことなんですね」で終わるでしょうか?
明確な理由がない以上は、「ホントに今はその気はないのか?」という疑念は常に付きまとうものではないでしょうか。

そのような疑念が生じることなく、「そういうファンと推しの関係ってあるよねー」というレベルで誰もが納得してしまい、思考を停止してしまうほどまでに、ふたりの格差が大きかったということなのでしょう。

指原さんがトップアイドルとして長くキャリアを積んだうえに、今やアイドル路線から脱却して切れ者プロデューサーのような確固たる地位を得ているのに比べれば、犬飼さんはまだまだ駆け出しというイメージが強そうですね。
さらにいえば、以前から犬飼さんをご存じの方にとって彼は、いまだに俳優というよりも「指原オタク」という認識が強かったようです。

指原莉乃に真剣交際報道、お相手は「ガチファン」俳優 「ガチ恋」成就にネット祝福「成功したオタク過ぎる」

ヤフーニュース

このあまりのふたりの格差イメージがある種の「目くらまし」または「煙幕」となり、それ以上推測されることを鵜の目鷹の目のネット市民からだけでなく、プロであるメディア関係者からも防いでいたと考えられます。
…そしてきっと、多くの占い師からも。

誰がみても「推し」と「ファン」、
その煙幕を吹き飛ばせるか。

今回の事例のように、シグナルはあけすけに発信されながら、それを前にしても「推しとファンの関係以外に考えられない」と誰もが思ってしまう状況は、占い師の力量を測るうえで好都合なのです。
なぜか?

仮にある占い師が指原さんを占ったとして、その人の技量で「どうも指原さんと結ばれそうな男性がいるようだ」
というところまでは嗅ぎ取ったとしましょう(それだけでもたいしたものではありますが)。

そして、その浮かび上がったサインが、どうも犬飼さんの存在を思わせるサインだったとしたら…。
占い師は指原さんに、犬飼さんのことをほのめかすような告知をしたくなるかもしれません。

が、そこはそれ、指原さんと犬飼さんは有名な「ファンと推し」なのです。
占い師が嗅ぎ取ったのは、指原さん好きなら誰でも知っているたわいもない熱烈ファンの存在かもしれないのです。

例えば転校先の学校で、ある異性がずいぶん自分に親しく話しかけてくる。
自分に気があるのかと思ってある日、隣の席の生徒にこっそり相談したところ、彼にこう言われたとしましょう。
「彼女は面倒見のいい学級委員だから、転校生の君に優しくしているのをみんな知ってるよ」

これに近い勘違いをやらかしているかもしれないとしたら、自信のない占い師は二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。

これが学園生活のような個人的なことであれば、気恥ずかしい思いをしたというだけで済みますが、仕事においてのこととなると、どうでしょう。
記者の仕事でいえば「ものすごい特ダネを掴んだと思ったら、近所の小学生でも知っているような話だった」みたいなリスクがあるわけです。

そのリスクを乗り越えてでも、指原さんに「結ばれそうな相手」として犬飼さんのことをほのめかすには、相当の根拠と自信がなければなりません。
はたして、そのような勇気と技量のある占い師はいたのでしょうか?
一斉報道がなされる5月より以前に…

結論を先に言えば、どうやらひとりだけ、いたようです。

トレースバック!
改めて注目される「大物占い師」。

その占いがあったのは、やっぱりというべきか、私が今までもよく取り上げる番組「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系列)の2025年1月19日放送の回でした。

占ったのは、これまたこのサイトでもよくとりあげられている大物占い師のひとり、星ひとみさんです。
ちなみに収録日を確認してみると2024年12月11日でしたので、くだんの鑑定は熱愛報道の約半年前に行われたことになります。
当放送回にて星さんはまず元カレの話からはじめ、それから今後の恋愛についての鑑定に話題を移します。
ここは大事なところですので、長くなりますが正確に、その場面をそのまま文字に起こしてお伝えします。

(星さんの発言)
2024年が‶零星(れいせい)の年″で基本的に2023年~2024年2月までは迷宮で、誰と付き合って良いか、誰を選んだらよいかよく分からない。
運気で見ると2024年、仕事で会うとか再会運がまず入っていて、出てくる人が1人いる。
過去の縁を見直すことで出てくる。
共通の知人で必ず出てくる。
2024年の夏、必ず何かを決断しているはず。

ぶっちゃけ言っていい?
一番相性が良いのは××××年生まれ!
見えるもの全部言うね、いま好きな人がこの年だった場合2026年結婚!
B型は相性悪い、O型かAB型。
あとは…

「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系列)

「あとは…」の続きが途切れていることには理由があります。
実際の放送をご覧になった方はよく覚えておられるのではないでしょうか、実に異例な演出がしばらく続いたのです。
ここは星さんが鑑定で見えてきたことを伝える場面ですから、この番組でのいつもの回でしたら、このまま占い師が鑑定結果を話し続け、それを鑑定されるゲストが聞いている、というシーンが流れます。
ですが、この日は違いました。

「あとは…」のところから急にVTRが早送りになり、その間ふたりの会話はミュートされ、代わりにオペラのようなBGMがひたすら流れていたのです。
早送りですが、確かに星さんが何かを伝え、それを指原さんがさまざまなリアクションで聞いているのは分かります。
このような演出は、いままでの「突占」ではありませんでした。

なぜ今回はその形になったのでしょう。

異例な演出が示すものとは。

答えは早送りのVTRが終わった直後、つまりBGMが終わって再びスタジオの音声が流れだしたときの指原さん自身のリアクションにより、誰の目にも明らかになります。
その指原さんのコメントもなるべく正確に記載します。

(指原さん)
私芸能人がここ(※筆者注:番組「突然ですが占ってもいいですか?」のこと)で「ええ!」てやっているのウソだと思っていた。

たぶん、本当に使えないところをつまんでいるからウソに見える。
「ええ!」って前の本当にヤバイところを切っているから怪しく見える。私編集の全てが見えた。芸能人死ぬほどブイ(VTR)を切っている。これ短い人は注意してください視聴者の皆さん!

 

「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系列)

読者のみなさんには、このコメントで指原さんが言わんとされていることが分かりますでしょうか。
正確に文字を起こしたぶん、コメントの文章を読んだだけでは何のことか分かりにくいかもしれません。
ですが実際の放送をご覧になられた方なら、まざまざと思い出されるのではないでしょうか。
このコメントを正確に文字に起こすとあまりに支離滅裂に感じられるのは、それほどにもVTRの早送りが終わったあとの指原さんが動揺していた、そのことの証左なのです。

そう、指原さんは誰が見ても明らかに動揺していたのです。
上記のコメントの真意をかいつまんで言えばおそらく、
「ほかの芸能人がこの番組で驚いているのは演技だと思っていた」
「(今までの放送回でも)当たりすぎていてシャレにならないところをカットするもんだから、編集後のVTRを見て普通は怪しく見える」
「自分は実際に出演したから編集方針の全てが理解できた、つまり、VTRが短いということはそれだけ当たってるということですよ!」
といったところではないでしょうか。

そして実際、指原さんの回の鑑定のVTRは異例なまでに短かったわけです。
それはつまり、指原さんにとって「占いが当たっていた」ことを意味します。
ただし実際の放送を見ていれば分かりますが、仮に早送りがなかったとしても、占いが当たっていたことは十分に伝わる放送ではありました。

それもそのはず、当の本人が「当たった」と白状しているのですから…。
それは早送りになる前のVTRの中(つまり上記の文字に起こした星さんが鑑定結果を指原さんに伝えている過程で)でのことです。
指原さんが分かりやすく驚愕したシーンがあったのですが、それはどこだと思いますか?

(星ひとみさん)
一番相性が良いのは××××年生まれ!

このような宣告があったあとのことです。
指原さんはそれに対して、

(指原さん)
…えっ!ちょっと待って!死ぬほど当たってる

と白状してしまっているのです。
しかも、目に見えて驚いた表情で。
ちなみに「××××年」のところはいわゆるピー音で消された部分です。
続けて星さんは畳みかけます。

(星ひとみさん)
いま好きな人がこの年だった場合、2026年結婚!

指原さんは慌てふためき、

(指原さん)
ちょっと待って!
マジで(このVTR)使えないかも。
これどうしよう!めっちゃ怖い!!

といった明らかな動揺ぶりを見せるのでした。
その直後に前述の早送りがはじまるわけです。

「すでに当たった」こと。
「これから当たるであろう」こと。

いかがでしょう。
星ひとみさんがいかに核心を突き、指原さんがどれほど驚いたかが少しは伝わりましたでしょうか。

さて、ここまでくると「××××年」のところには何がはいるのか、もはや自明のことと言っていいでしょう。
この放送回の収録日が熱愛報道の半年前であるならば、すでに犬飼さんとの交際期間に入っていてもおかしくありません。
ピー音で隠された発言が犬飼さんの生まれ年、「1994年」であったことは間違いないでしょう。
そして犬飼さんはO型ですので、これもまた鑑定内容と矛盾するものではありません。

そしてその流れで推測すれば、星さんのもうひとつの重大な予言、「2026年の結婚」も当たると思って間違いはない…と私は考えております。
もちろんどんなことにも100%はありませんが、星さんと同じく占い師である私の感覚としては、90%はあると言っても大丈夫でしょう。

あの早送りのシーンで何が語られていたのかは藪の中ですが、占いの的中にうろたえ、観念した指原さんに、星さんからなんらかのアドバイスがあったと考えるのは自然ではないでしょうか。
もしそうだったとすると、なおさら番組としては音声付きでVTRを普通に流すことなどできなかったでしょうね。
そしてそのアドバイスにより、さらに結婚の可能性が上がったと考えてもおかしくはありません。

占いは未来を予測できる唯一無二のツールです。
「当たった/はずれた」で終わるギャンブルとは違い、鑑定結果をよりよい未来につなげること。
それこそが、占いの真の役割であらねばならない。
この私の信念については、他のブログ記事でも何度となくお伝えしてきました。

指原さんにとって本当に価値があるのは、星さんの占いが当たったことではないのです。
占いが当たったこと、それを指原さんが受け入れたことによって、指原さん自身が未来に向かってより前向きになれたのであれば、それこそが価値のあることなのだと、皆さんにはご理解いただければと思います。

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