占い徒然草#005

宿命と運命についての考え方

宿命と運命。

すべての人間には必ず、生まれた直後から宿命が与えられます。
宿命は、自分の力ではどうしても変えることができない天命でもあります。
人が授与された宿命とは「自分が生まれた星の下」であり、両親や親戚など生まれた環境そのものです。
宿命が与えた家庭環境による格差などは、幼少の人間形成において特に重要だと思われます。
「宿命格差」は、純真なままに育つ人から悪意を抱えて育つ人まで、人生のスタートを大きく変えてしまいます。
まだ物心も付かない小さな天使に残酷な結末さえ与えることがあるのが宿命です。
ただ宿命は変えられませんが、運命は自分の努力や選択によって変えることができます。 その運命を変えるための手段のひとつこそ、未来を予測するツール「占い」であると私は信じています。
出生のすべてを決定するのが宿命なら、死に至るまで人生の選択をし続けた結果が運命です。
その選択の良し悪し、すなわち選んだ運命の良し悪しは、死を迎える瞬間の自身の感情に表れるのです。

宿命は変わらない。
が、運命は自分の努力によって変えられる!

このように人は、宿命の支配のもと歩みを始め、運命という名の選択の積み重ねに従い終焉を迎えるわけです。
考えてもみてください。生まれたばかりの赤ちゃんに犯罪者はひとりもいません。
それが時間の経過とともに「宿命格差」、つまり家庭を含む周囲の環境によってそれぞれ異なる性格をもつ人間に形成されます。
当然、運命の結果も人それぞれ大きく分かれていくわけですが、良くも悪くも「運命は自分の力で変えられる」のです。
それは過去の偉人たちも同じで、彼らは普通の人と同じように特定の宿命のもとで始まり、選択した運命によって偉業を成し遂げました。
「偉人は‶事を成し遂げる″天命を、生まれた時の宿命と同時に与えられている」と言われる方もいます。
それもひとつの解釈としては成り立つのかもしれません。
ただ私はあくまで、宿命は生まれる時点においての違いを左右するものであり、その後の選択の積み重ねによって変わっていく人生が運命だと信じています。
「(偉人を含め)誰にとっても人生はあらかじめ決まっている」という決定論を前提にしてしまうと、そのような定められた人生を前に努力は報われないものになってしまいます。
偉人は努力した結果そうなったのだと、私は思いたいのです。
宿命は変えられませんが、運命は自分の努力で変えられる!
「占い」でそのお手伝いをできたらと常に考えています。
運勢のバイオリズムを予測し、良い時期に良い行動をとり、悪い時期には危険を回避してじっくりと力を蓄える、このような「占い」の活用方法を目指しています。

運気の真の姿(運勢のイメージ)とは。

「何かイイことがあった?」
何もないのに、こんなふうに聞かれた経験はありませんか?
「運気が良い時期は、自身は普段どおりのつもりでも、この‶良い気″が漏れてくる」というのが、私にとっての運勢のイメージです。
そして‶良い気″が放出されている時期に行動すると、自然と結果も良い方向に流れていくわけです。
この積み重ねが、幸運を引き寄せる「良い運勢」だと信じています。
逆に運気が悪い時期もまた、自身は普段どおりのつもりでも‶悪い気″が漏れているのです。
自分でも気づかないうちに妙にイライラしたり、顔や体が疲れていたり、というように。
‶悪い気″が放出されている時期に行動すれば、自然と結果も悪い方向に流れます。
この積み重ねが、悪運を引き寄せる「悪い運勢」ということになります。
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