占い徒然草#004

「占い」は‶代理業″という職業、‶〝サービス業″という職種 である理由!

「占い」が代理業である、その理由。

私はつねづね、「占い」は代理業であると考えています。
日々忙しい鑑定依頼者さんに代わって、占い師さんが代理で「占い」鑑定を行う。
これが「占い師」という職業です。
理想をいえば、だれもが自分自身で「占い」というツールを使って未来予測を行ない、危機を回避し、幸せになるヒントに得るのがよいのです。
だれもが「占い」を勉強し、良い人生を歩むツールとして利用することが。
そもそも「占い師」という資格はありませんからね。
ただ、仕事や家事で忙しい依頼者さんにはそうした時間は取れません。
依頼者さんに限らず、現実的に全ての人が占いを学び、活用することはとうぜん不可能です。
そこで代わりに占い、鑑定結果を依頼者さんにお伝えする。
それが「占い師」という職業の本質だと考えています。 旅行代理業、家事代理業、運転代理業、経理代理業などと同じく、全ての人の「占い」代行をする「占い代理業」なのだと。
当然、「占い」に関する色々な専門的知識を習得し、依頼者さんから鑑定の対価をお支払いただく点においても他の代行業と同じということになります。

そして、「占い」がサービス業でもある理由。

私はまた、つねづね「占い業」はサービス業であるとも考えています。
サービス業とはいうまでもなく、お客様に対してサービスを提供する業種のことですが、「占い業」も鑑定依頼者さんに対してサービスを提供する業種だからです。
「占い業」がサービス業であるならば、お客様(鑑定依頼者さん)に失礼になることはすべきではない、というのが私の考えです。
たとえ占い師自身のキャラクターを際立たせるための演技だとしても、お客様に対しての「地獄に堕ちるわよ!」的な物言いは、私個人としては言ってはならないことです。
また‶恐怖トーク″のように依頼者さんを怖がらせるのも違うように感じます。
もし「占い」の未来予測で危険な暗示が出たのならば、そのことを誠実に依頼者さんに伝えること。
つぎに依頼者さんの人生を尊重し、サポートする方法や危険を回避する方法をお伝えすること。
それこそが「占いサービス業」です。
少しそれて医療の話になりますが、私が20年以上前に出会った個人医院のお医者さんは、当時では珍しく患者さんのことを「患者様」と呼び、徹底したお客様サービスをされていました。
個人医院さんでは珍しい最新のMRIを導入したり、患者さんの衛生面を守るために消耗品は全て使い捨てのモノを導入したりと、徹底したサービスに感動したものです。
「占い業」も同じくサービス業なのです。
そのことを認識し、顧客サービスを追求することが重要です。
占い師さんによる切磋琢磨したサービスの追求があれば、より良い「占い」サービスになるのではないでしょうか。

「占い」は鑑定依頼者さんのためにある。

「占い」サービスにおいて、選択肢を前に最終的に決断するのは言うまでもなく鑑定依頼者さんです。
「占い師」の仕事は、依頼者さんの人生が少しでも良くなるための選択肢をできるだけ提示し、依頼者さんが未来のイメージを具体的に持てるようにお手伝いすることです。
依頼者さんのことをいちばんに考え、占い師を信頼し頼ってくれたことに誠実にお応えし、寄り添って応援することこそ、本来の「占い」サービスなのです。
真剣に未来を予測することで、大切な人を危険から守り、幸せなできごとを逃さないように鑑定依頼者に伝える。
それこそが私が全力で提供する「占い」です。
そして、私自身の未来への挑戦でもあるのです。
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